PAACニュース121号:屈曲授動法による頸椎の神経根症状の治療

2018/10/04

                     Ralph A.Kruse,DC、Frank Imbarlina,DC、Vincent F.De Bono,DC 著

                                                     翻訳:栗原輝久

概観
目的:屈曲揺動法マニピュレーションによる頸椎椎間板ヘルニアの非観血的な治療について議論する。
臨床的な特徴:神経根症状のある頸椎椎間板症候群の症例研究について発表する。核磁気共鳴画像(MRI)によって、C5- C6の巨大ヘルニアが明らかになった。障害レベルの退行変性は、頸椎の単純レントゲン像で証明された。
処置とその結果:この患者は、屈曲揺動法マニピュレーションという形態の治療とそれに付随する治療を受けた。患者の主訴は完全に解消した。
結論:屈曲揺動法は、腰椎での筋骨格系症状と関連したテクニックだった。頸椎に行われた屈曲揺動法は、頸椎椎間板ヘルニアに効果的な治療であったようである。更なる対照試験が行われる事が必要だが、屈曲揺動法による頸椎椎間板症候群の治療は、保存的な治療の1つの効果的な形態なのかもしれない。
鍵となる言葉:カイロプラクティック:頸椎:椎間板ヘルニア(以下省略)

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