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PAACニュース133号:胸椎のマニピュレーションの際に男女のカイロプラクターが用いる力

2018/10/10

                      D.Forand、J.Drover,DC、B.Symons,DC、Walter Herzog,PhD 著

                                               訳:栗原輝久

概観
背景:平均的に女性は男性よりも体重が軽く、骨格も小さく、筋のたくましさにも欠ける。脊柱マニピュレーション治療の際に用いられるスラストの最大の力は非常に大きくなることがあり、非常に短時間に行わなければならないが、女性がそのような強い力を生じさせる事ができるかと疑問に思う人がいるだろう。
目的:男女のカイロプラクターが胸椎に脊柱マニピュレーションを行う際に、彼らが生じさせる力を調査する事。
方法:経験年数が同程度の14人ずつの男女のカイロプラクターが今回の研究に参加した。彼らは、身長と体重が同じで無症状の9人の男性の被検者の中の1人にそれぞれマニピュレーションを行った。これらのドクター達には、T4とT9周辺の横突起に手技を行うように指示した。治療のためのスラストが後方から前方への方向である限り、どのようなテクニックを使用してもよく、ハンド・コンタクトはセンサー付きのパッド(100cm2)越しに行った。
結果:上部頸椎のあらゆる計測結果に関しては、男女のカイロプラクター間で大きな違いはみられなかっ(P<.05)。下部胸椎のマニピュレーションに関しては、男性のカイロプラクターによる矯正前の絞り込み(しぼりこみ)は、女性のカイロプラクターのそれよりも非常に大きかった(P<.05)。残りの変数は、2つのグループ間では同じであった。
結論:力学的な観点からすると、男性のカイロプラクターは、女性の同僚達と同じ手技治療を行っている。(j Mamipulative Physiol Ther 2004;27:49-56)。
鍵となる言葉:胸椎:カイロプラクティック・マニピュレーション:治療の際の力(以下省略)

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