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PAACニュース134号:リウマチの手関節の臨床的、放射線学的な徴候。包括的な再検討。

2018/10/11

              Deborah D.Brahee,DC、Claude Piero-Jerome,MD,PhD、Norman W.Kettner,DC 著

                                               訳:栗原輝久

摘要
目的:この議論の内容は、毎日の治療で見られるようなリウマチの手関節の一般的な臨床上、放射線学上の徴候を提示するというものである。核磁気共鳴画像(MRI)の重要性や本症の診断や遅漏の徹底における現在の、そして将来にわたるMRIの役割とともに、リウマチの手関節の画像について議論する。
情報源:1990年から現在までの最近の医学文献をPubMedを使って制限無しで調査した。使用した検索言語には以下のものがある:MRI、リウマチ性関節炎、手関節、診断、放射線学、臨床上の徴候、発生率。
研究上の選択:歴史的な重要性、発表日、適切な再調査の情報によって、今回の調査に関連した文献を選択した。もっと明確に言うと、これらの文献は、リウマチの手関節の最近の画像化について研究しているものだった。
情報の統合:今回の再検討では、リウマチの手関節のMRIによる評価がその初期進行段階では有効であるという全体的な合意を、数多くの研究の中で実施した。手関節のこの検査の特徴の多くについては議論され、単純レントゲン像検査に対して明暗を有している。
結果:手関節のリウマチ様関節炎の追跡調査の他に、補完的ケアを含む診断や治療に携わるドクターの役割については疑問の余地は無い。診断手段としての単純レントゲン像の役割には優れたものがある。リウマチ様関節炎のMRIの現在の、そして将来の役割が明らかになってきていて、近い将来において診断画像の最適な手段となるだろう。
結論:リウマチ性障害に関しては、MRIは、単純レントゲン像よりもより特別な情報を与えてくれる。造影剤を静注すれば、これは特に真実である。身体検査、臨床検査、レントゲン像、そしてMRI撮影をドクターが行う事で、手関節のリウマチ様関節炎の早期診断と治療追跡調査に必要なものが得られるだろう。(J Manipulative Physiol Ther:2003;26:323-9)
鍵となる言葉:手関節、リウマチ様関節炎、診断、レントゲン像、核磁気共鳴画像(以下省略)
 

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