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PAACニュース135号:腰痛患者に対するマニピュレーション後の体重支持と腸骨稜の対称性の即座の改善

2018/10/11

                           John D.Childs,PT、Sara R.Piva,PT、Richard,DC,PT 著

                                               訳:栗原輝久

摘要
背景:腰痛患者の疼痛の軽減と機能回復には脊柱マニピュレーションが効果的であるとする適当な文献証拠はあるが、マニピュレーションが作用するメカニズムを立証するような文献証拠は数少ない。
目的:マニピュレーション後に腸骨稜や体重支持の対称性が改善するのか否か、そして腸骨稜や体重支持の改善が腰痛患者の疼痛の軽減や機能異常と関連しているのか否かを確定する。
計画:単一グループの被検者に計測を繰り返す。
方法:慢性あるいは急性の腰痛の治療のために脊柱専門センターを訪れた一連の30人の患者(平均年齢40歳±13)は、今回の研究に参加し、脊柱マニピュレーションを受けることになった。患者は、疼痛や機能に関する一連の自己報告制の計測表を完成させた。そして腸骨稜や体重支持の対称性の判定を含んだ標準的な身体検査を受けた。患者達は、標準的なマニピュレーションを受けた。そしてブラインド状態の検者がマニピュレーション直後とその3~4日後に追跡調査を行ったグループ内での変化を明確にするために、ペアードt検定を行い、ピアソンの積率相関係数計算して、腸骨稜や体重支持の対称性と疼痛や機能の改善との関係を明確にした。腸骨稜や体重支持の対称性の変化と疼痛や機能の変化との関連性が基準線の結果計測によって混同される可能性を制御するために、あらゆる重要な相関係数に関して同時の線形回帰を行った。部分的なF検定を行って、追加的な F 検定を行って,追加的な被説明変数が重要か否かを決定した。(以下省略)


        

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