PAACニュース136号:遺伝-背部問題の鍵となる要因

2018/10/13

                                           Tim Maggs,DC 著

                                             訳:栗原輝久

 臀部の疼痛を訴えている61歳の女性患者の詳細な病歴聴取の後で、彼女に徹底的な制定力学的な検査の重要性について説明した。ローラースケート、スキー、ハイキング等の活動を行う非常に活動的な人で、今まで構造的な検査を受けた事の無い場合には、特に重要であると説明した。
 我々は、完成された下肢検査から検査を始める。足の開き具合、(後方から見て)アキレス腱の捻れ、足の回内、回外、Q角の増大や減少を観察する。この患者には。両側性の回内があり、両側でQ角が減少していた。腰仙部と頸椎の可動域には制限や疼痛は無かった。頸椎圧縮は陰性であった。頸椎、腰椎、腰仙部の触診では疼痛や痙攣はみられなかった。左梨状筋の他に、両側の中臀筋の他に両側の中臀筋にトリガーポイントの圧痛がみられた。ゲンズレン・テストは、左側で陽性、toe-in(下肢内旋)テストでは左右差は無く、腰椎全体に圧痛があり、腰仙部に圧痛が見られた。(以下省略)
 

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