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                                                                                              　　　　　　　　Anneeke Verbeeck ,DC 著

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　訳：栗原輝久

概観
目的：最近になってカイロプラクティック治療を求めた乳癌の病歴のある62歳の女性の症例について議論する事、そしてそのような症例における適切な画像手続きに関する概要を提供する事。
臨床的な特徴：この患者には、6ヶ月間に及ぶ左の大腿と下腿に放散する軽度の左坐骨神経痛があった。その他、知らない間に始まった左上部の肋骨と上腕後部の疼痛があった。この患者は、1年前に乳腺腫瘤を摘出を受けていた。最近のレントゲン像では癌の徴候は見られなかった。
治療と効果：この患者の坐骨神経痛を治療するために、仙腸関節に慎重な脊柱マニピュレーションと軟部組織操作を行った。胸部痛は未治療のまま放置された。最初の7回の来院で、この患者には改善がみられたが、水泳の後に疼痛が再発した。治療を中止した後も、彼女にはまだ同様の疼痛があった。
結論：胸部の悪性腫瘍の病歴があって、その後に新たなる骨痛がある患者を評価する事は重要である。カイロプラクティック・ドクターは、単純レントゲン像や生研が陰性の時には、悪性腫瘍の疑いを除外するために、適切な診断手順を行わなければならない。（J Manipulative Physiol Ther 2004;27:211-5）
鍵となる言葉：乳癌：骨転移：カイロプラクティック：症例報告；指針（以下省略）