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PAACニュース138号:17歳のゴルファーの有鈎骨骨折:臨床上の証拠に一致する症状の重要性

2018/10/14

概観
目的:外傷性の手関節痛のある患者に関して、客観的な所見と適切な診断画像と関連する症状の重要性について議論する。
臨床的な特徴:17歳のゴルファーには4ヶ月間に及ぶ頑固な左手関節痛があった。これは、ゴルフ・プレー中に生じ始めた。外傷の約1週間後、彼は、舟状骨骨折と診断され、固定を受けた。彼は、この固定や理学療法では疼痛は減少しなかった事、そして整形外科的な治療を止めた後にもゴルフを再開できるほどには手関節を使えない事を告げた。
治療とその結果:この患者の有鈎骨には著名な圧痛点があった。単純レントゲン像所見は陰性であったが、次に行った手関節のCTスキャンによって有鈎骨の鉤の骨折が明らかになった。彼は、整形外科による手術へと紹介されたが、骨折部位の結合不良のために、有鈎骨鉤の外科的な切除術が推奨された。
結論:今回の症例から、期待されるような反応がない患者における徹底的な診断画像の重要性が明らかになった。更にこの患者は、既に他の医師の治療を受けて、それを終了したのだろうが、今回の症例は、その診断過程におけるカイロプラクティック・ドクターの重要性も強調している。(J Manipulative Physiol Ther 2004:27:516-18)
鍵となる言葉:骨折:手関節:スポーツ外傷:カイロプラクティック(以下省略)

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