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PAACニュース139号:治療を経験した、或いは未治療の頸部痛のある被検者の頸筋の耐久力、自己報告データ、可動域データ

2018/10/15

概観
背景:頸部痛問題の高い罹患率と高額な費用にも拘わらず、様々なレベルの頸部痛に関連した肉体的な特徴については、現在のところ入手できるデータが殆ど無い。
目的:頸部痛、不快感と(1)頸筋の耐久時間、頸部の可動域(ROM)、頸部と頭部の形態学、(2)可動域一杯までの計測を繰り返す際に生じる増感や伸長効果の影響、(3)頸部痛と機能障害の質問書に対する自己報告データとの間の関連性を詳細に調べる。
設定:断面調査を設定した。
方法:頸部痛の有無に拘わらず55人のオーストラリア人のボランティアが対象となった。彼らは、仕事を休まなかった人々で、彼らの頸部の耐久力、頸部の自動可動域、頸部痛や胸椎の姿勢、頸部長、頭部の周囲長を計測した。そして彼らはあらゆる頸部痛、不快感と不安定性についての質問書を完成させた。
結果:22人の被検者は、治療が必要であった頸部痛・不快感の程度を報告した。その中の17人は、軽度の再発性の頸部痛・不快感があるが、治療を受けようとはしなかったと答えた(未治療の頸部痛グループ)、その一方で、16人の被検者には景物・不快感は無かった(無痛グループ)。頸筋の耐久時間は、両方の有痛グループで非常に短かった。簡易型McGill 疼痛質問表と頸部痛と機能障害質問表の中の情動要因に関しては、治療を求めたグループの人達よりもずっと高い点数であった。(治療を経験した事がある、或いは未治療の)頸部痛のある双方のグループでは、2回目の計測において、頸部の殆どの方向で可動域の減少が見られた。
結論:頸部の耐久時間、繰り返された可動域一杯までの検査、簡易型 MdGill 疼痛質問表、機能障害質問表によって、未治療、治療を経験した、無痛のそれぞれのグループを識別する。(J Manipulative Physiol Ther 2005;28:25-32)
鍵となる言葉:脊柱:自動可動域:関節の:頸筋:肉体的な耐久力:頸部痛 (以下省略)

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