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jPAACニュース148号:心拍の可変性における胸椎マニピュレーションの影響:対照交叉試験
2018/10/18
Brian Budgell,DC,PhD、Barbara Polus,PhD 著
訳:栗原輝久
概観
目的:今回の研究の目的は、健康成人群の心拍の可変性における胸椎マニピュレーションの影響を測定する事である。
方法:28人の(年齢幅18~45歳、平均年齢29 ± 7歳の男23人、女5人に対して、対照交叉試験を行って、偽マニピュレーションでは同様の結果は見られなかった。低周波数と高周波数の出力の比率は0.9562±0.9192から1.304±1.118まで増大した(ウィルコクスン符号付順位検定 P=.0030)。偽マニピュレーションを受けた被検者については、低周波や高周波のパワー・スペクトルにおいて統計学的に有意な違いは見られなかった。ペアード t 検定を用いて、あるいはウィルコクスン符号付順位検定を用いて比較を行ったのかに拘わらず、2つの比率にも違いは見られなかった。
結論:胸椎への素早く振幅の小さいマニピュレーションは、偽マニピュレーションや他の形態の精神・身体治療では再現されない方法で、心臓への自律神経出力に影響を与えられると思われている。(J Manipulative Physiol Ther 2006;29:603-610)
鍵となる言葉:脊柱マニピュレーション:自律神経:心拍 (以下省略)
訳:栗原輝久
概観
目的:今回の研究の目的は、健康成人群の心拍の可変性における胸椎マニピュレーションの影響を測定する事である。
方法:28人の(年齢幅18~45歳、平均年齢29 ± 7歳の男23人、女5人に対して、対照交叉試験を行って、偽マニピュレーションでは同様の結果は見られなかった。低周波数と高周波数の出力の比率は0.9562±0.9192から1.304±1.118まで増大した(ウィルコクスン符号付順位検定 P=.0030)。偽マニピュレーションを受けた被検者については、低周波や高周波のパワー・スペクトルにおいて統計学的に有意な違いは見られなかった。ペアード t 検定を用いて、あるいはウィルコクスン符号付順位検定を用いて比較を行ったのかに拘わらず、2つの比率にも違いは見られなかった。
結論:胸椎への素早く振幅の小さいマニピュレーションは、偽マニピュレーションや他の形態の精神・身体治療では再現されない方法で、心臓への自律神経出力に影響を与えられると思われている。(J Manipulative Physiol Ther 2006;29:603-610)
鍵となる言葉:脊柱マニピュレーション:自律神経:心拍 (以下省略)