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PAACニュース161号:膝蓋大腿症候群に対する2種類のカイロプラクティック手順を比較した実行可能性研究

2018/10/27

  James W.Brantingham,DC,PhD、Gary A.Globe,DC,MBA,PhD、Muffit L.Jensen,DC、Tammy K.Cassa,DC
  Denise R.Globe,DC,MS,PhD、Jennifer L.Price,DC、Stephan N.Mayer,DC、Felix T.Lee,DC 著

                                              訳:栗原輝久

概観
目的:今回の予備的研究の目的は、(1)計画された無作為化比較対照臨床試験の全内容を実行する上で、現在のクリニック、臨床家、我々の大学の研修生、教職員、教員を使う事:(2)成功した膝蓋大腿痛症候群(pattelofemoral pain syndrome:PFPS)の患者の募集:(3)持続的に、効果的に、そして安全に導入した研究手順と治療法の実行可能性を明らかにする事である。
方法:診断、治療法、目隠し状態での評価を遂行する一方で、募集とデータとファイルの長時間の格納・管理のための経営上のテクニックも開発した。31人の患者を局所的なマニピュレーション・グループ(グループA)、あるいは全身の動態連鎖(full kinetic chain:FKC)の手技治療グループ(グループB)へと任意抽出したが、各々はエクササイズと軟部組織治療と組み合わされていた。膝前部の疼痛尺度、視覚的アナログ尺度、患者満足度尺度を用いた。
結果:クリニックの使用、教員、募集テクニック、治療手順、情報収集、入力、分析を含む実行可能性研究の全段階を効果的かつ安全に遂行した。
結論:利用可能なカイロプラクティック大学の基幹施設を使用した膝蓋大腿痛症候群に対する手技治療手順に関する無作為化比較対照試験を実行する能力を調査する実行可能性研究が成し遂げられた。十分な統計的検出力を持った膝蓋大腿痛症候群の試験は実行可能であり、行う価値がある。(J Manipulative Physiol Ther;2009:32:536-548)
鍵となる言葉:マニピュレーション:カイロプラクティック:膝蓋大腿痛症候群:膝関節障害:筋骨格マニピュレーション 

 臨床的適用
 ●膝蓋大腿痛症候群の治療のための2つの異なるカイロプラクティック手順は、一貫して、効果的に、そして安全に
  実施された。
 ●診断、無作為化、治療、結果に関する評価、目隠し状態での評価の手順が遂行された。
 ●試験での目的は達成され、記述統計学と傾向は良好だと思われる。これは、膝蓋大腿痛症候群に関して十分な検出
  力を持った将来に向けての試みは実行可能であり、益の多いものだという事を示唆している。

  (以下省略)

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