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PAACニュース163号:一次性夜尿症に対するカイロプラクティック治療:一連の33人の患者に関する症例シリーズ

2018/10/30

                 Ailsa J Van,MSc (Chiro),DC,MSc (Paeds)、Christina Cunliffe,DC,PhD 著

                                             訳:栗原輝久

概観
目的:今回の研究の目的は、カイロプラクティックによる一次性夜尿症(primary nocuturnal enuresis:PNE)の治療を受けている3~18歳の患者の夜尿の回数に関する特殊なカイロプラクティック治療の有効性を評価するというものである。
臨床的特徴:カイロプラクティック治療法による一次性夜尿症の治療を受けていた3^18歳の33人の子について、3年間に亘る記録を収録した。
治療とその結果:治療開始から3、6、9、12カ月後に、夜尿症の頻度に関して、全ての患者の記録を分析した。12カ月間に亘る治療回数、来院時の便秘や家族歴陽性に関する情報を収集した。記述統計学、フリードマンの検定、ダンの多重比較検定を用いて、情報を分析した、分析した23人の患者記録に関しては、22人にカイロプラクティック治療開始後の12ヶ月の間に夜尿症の解消が見られた。応答の見られたグループにおける平均治療回数は、2.05±1.33だった。10人の反応者には便秘がみられ、8人については夜尿症の陽性家族歴があった。便秘の解消は、治療に対する成功反応として不可欠なものだとされた。来院時の便秘と陽性家族歴の合併は、予後不良の要素だった。
結論:夜尿症の一連の33人の子供と10代の青年男女に関しては、1年以内に66.6%の解消率だった。今回の研究では、夜尿症患者について考えられるカイロプラクティック治療の影響に関する指標を提供している。(J Manipulative Physiol Ther 2009;32:675-681)
鍵となる言葉:カイロプラクティック:夜尿症:子供 (以下省略)

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