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PAACニュース165号:急性腰痛の被験者の核磁気共鳴画像による関節突起間関節スペースの測定の信頼性:2つの統計的手法の比較
2018/11/05
Gregory D.Crammer,DC,PhD、Joe A.Cantu,DC、Judith D.Pocius,MS、Jerrilyn A.Cambron,DC,MPH,PhD
Ray A.Mckinnis,PhD 著
訳:栗原輝久
概観
目的:今回の研究の目的は、新たな機器を用いて急性腰痛のある被験者の核磁気共鳴画像精査による関節突起間スペースの測定の信頼性を評価し、2つの統計的手法を比較する事である。信頼性が明らかになったら、急性腰痛の被験者の大規模研究の際の脊椎マニピュレーション前後の精査に、今回の関節突起間関節の測定法を適用する事ができる。
方法:3人の観察者は、(0.1mm毎に目盛の付いた20台のデジタル測定器を使って)4週間の間隔を開けた2つの別々の時間に5人の被験者を精査する事で、L4/L5とL5/S1の関節突起間関節スペースの中心部の前後の距離を測定した。観察者達は、御互いに目隠し状態で、今までの業績についても知らされてはいなかった。級内相関係数の平均値とBlandとAltmanの方法(1986)を用いた平均差によって、観察者内と観察者間の信頼性を計算した。±0.4mm 未満の平均差は、臨床的に許容された。
結果:級内相関係数によって、初回と2回目の測定に関して、3人の観察者の観察者内の信頼性がそれぞれ0.95(95%の信頼区間、0.87-0.98)、0.83(0.62-0.92)、0.92((0.83-0.96)である事、そして観察者側の信頼性は、それぞれ0.90(0.82-0.95)、0.79(0.61-0.90)、0.84(0.75-0.90)である事が全体として示された。初回の測定と2回目の測定の間の平均差はー0.04mm(1±1.96、SD=-0.37から0.29)で、3人の観察者のそれは、それぞれ0.23(-0.48から0.94)、0.25(-0.24から0.75)、0.15(-0.44から0.74)で、概して一致していた。
結論:2つの統計的手法は有効で、補完的で、信頼性も高い事が明らかになった。(J Manipulative Physiol Ther 201;33:220-225)
鍵となる言葉:信頼性:マニピュレーション:脊椎:関節突起間関節:カイロプラクティック
図1.図解(A)とMRI精査画像(B)、今回の研究
においてL4/L5とL5/S1の左右の関節突起間関節で
行った中心部での前後の距離の測定を示している。
Superior Articular Process:上関節突起
Zygaphophyseal Joint:関節突起間関節
Inferior Articular Process:下関節突起
臨床的適用
●臨床試験結果判定の信頼性は非常に重要である。
●腰椎の関節突起間関節スペース(L4/L5とL5/S1)で行われたMRI測定において、信頼性を評価する2つの確立され
てはいるが、全く異なった方法を用いた信頼性調査を実行した。
●2つの信頼性の評価方法によって、称賛される情報が得られた。
●関節突起間関節の測定の信頼性が高い事が明らかになった。
(以下省略)
Ray A.Mckinnis,PhD 著
訳:栗原輝久
概観
目的:今回の研究の目的は、新たな機器を用いて急性腰痛のある被験者の核磁気共鳴画像精査による関節突起間スペースの測定の信頼性を評価し、2つの統計的手法を比較する事である。信頼性が明らかになったら、急性腰痛の被験者の大規模研究の際の脊椎マニピュレーション前後の精査に、今回の関節突起間関節の測定法を適用する事ができる。
方法:3人の観察者は、(0.1mm毎に目盛の付いた20台のデジタル測定器を使って)4週間の間隔を開けた2つの別々の時間に5人の被験者を精査する事で、L4/L5とL5/S1の関節突起間関節スペースの中心部の前後の距離を測定した。観察者達は、御互いに目隠し状態で、今までの業績についても知らされてはいなかった。級内相関係数の平均値とBlandとAltmanの方法(1986)を用いた平均差によって、観察者内と観察者間の信頼性を計算した。±0.4mm 未満の平均差は、臨床的に許容された。
結果:級内相関係数によって、初回と2回目の測定に関して、3人の観察者の観察者内の信頼性がそれぞれ0.95(95%の信頼区間、0.87-0.98)、0.83(0.62-0.92)、0.92((0.83-0.96)である事、そして観察者側の信頼性は、それぞれ0.90(0.82-0.95)、0.79(0.61-0.90)、0.84(0.75-0.90)である事が全体として示された。初回の測定と2回目の測定の間の平均差はー0.04mm(1±1.96、SD=-0.37から0.29)で、3人の観察者のそれは、それぞれ0.23(-0.48から0.94)、0.25(-0.24から0.75)、0.15(-0.44から0.74)で、概して一致していた。
結論:2つの統計的手法は有効で、補完的で、信頼性も高い事が明らかになった。(J Manipulative Physiol Ther 201;33:220-225)
鍵となる言葉:信頼性:マニピュレーション:脊椎:関節突起間関節:カイロプラクティック
図1.図解(A)とMRI精査画像(B)、今回の研究
においてL4/L5とL5/S1の左右の関節突起間関節で
行った中心部での前後の距離の測定を示している。
Superior Articular Process:上関節突起
Zygaphophyseal Joint:関節突起間関節
Inferior Articular Process:下関節突起
臨床的適用
●臨床試験結果判定の信頼性は非常に重要である。
●腰椎の関節突起間関節スペース(L4/L5とL5/S1)で行われたMRI測定において、信頼性を評価する2つの確立され
てはいるが、全く異なった方法を用いた信頼性調査を実行した。
●2つの信頼性の評価方法によって、称賛される情報が得られた。
●関節突起間関節の測定の信頼性が高い事が明らかになった。
(以下省略)