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PAACニュース171号:エプリー法を用いた良性発作性頭位眩暈のカイロプラクティック管理

2018/11/14

                   Sandy S.Sajko,MSc,DC、Kent Stuber,MSc,DC、Tim N.Weish,PhD 著

                                             訳:栗原輝久

要約
目的:今回の一連の症例の目的は、カイロプラクティックの臨床環境における良性発作性頭位眩暈の管理について詳述する事である。
臨床的特徴:持続性の良性発作性頭位眩暈の8人の患者(女性4人、男性4人)がカイロプラクティック管理のために来院した。結果判定法には、眩暈に関する自己報告式の解明、12の短文式の健康調査、自己測定の医学的転帰の分析データ、そしてデックス・ホールパイク(Dix-Hallpike)法が含まれていた。初期の結果判定は、治療後6日目、30日目。そして3ヶ月目に行った。
治療とその結果:患者は、1回ないしはそれ以上の回数の耳石の再配置の手技(エピレー法)を受けた。各々の項目における点数は、初回から6日後の評価までに、更には30日後にも減少した。短文式の12の健康調査の点数における治療の効果から、初回の治療と治療後30日との間での変化が明らかとなった。
結論:今回の一連の症例の患者によって、カイロプラクティック管理による症状の軽減が実証された。(J Manipulative Physiol Ther 2013;36:119-126)
検証キーワード:眩暈(vertigo):カイロプラクティック:良性発作性頭位眩暈:BPPV:眩暈(dizziness):眼振:迷路疾患:頭の動き

   
 図1.デックス・ホールバックの手技。この手技の開始
 肢位がAに、そして検査あるいは終了肢位がBに示さ
 れている。(カラーヴァージョンはオンラインで入手
 可)。

 
 図2.エプリー法。最初のポジションが図Aに示されている。患者が仰臥位になって、頭部を患側/眩暈側
 に向けているのが図Bに示されている。図Cでは、患者は仰臥位のままで、健側へと頭部を回転させて
 いる。D、それから患者の頭部を固定したままで、健側へと体を回転させている。終了ポジションがEに
 示されている。(カラーヴァージョンはオンラインで入手可)


 (以下省略)

 


 

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