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PAACニュース173号:非症候性の女性被験者のレントゲン上の頭蓋頸椎姿勢に関する被験者内の信頼性の評価

2018/11/14

                                 Inae C.Gadotti,PhD、David Magee,PhD 著

                                              訳:栗原輝久

摘要
目的:今回の研究の目的は、非症候性の女性被験者の頭蓋頸椎姿勢(被験者内の信頼性)の再現性を測定する事である。
方法:矢状面における22人の女性被験者(平均 ± 標準偏差、28 ± 4.37歳、体格指数、22.3 ± 3.24kg/m2)の頭蓋頸椎の姿勢についての2枚のレントゲン像を、1週間の間隔を空けて、1日の中の同じ時間に撮影した。これらの姿勢を自己均衡姿勢の中に標準化した。Alcimageソフトウェア(ブラジルの Minus Geraisno の Uberlandia 社製)を使って、デジタル化したレントゲン像での7つの角度を測定した。級内相関係数(ICC)、標準誤差(SEM)、95%の信頼区間を分析した。
結果:良好ないしは極めて優れた級内相関係数(ICC、0.90-0.98)と小さな標準誤差(SEM、0.25-0.70)が見出された。
結論:レントゲン像を用いながら1週間の間隔を空けて測定した時には、今回の研究で盛り込まれた被験者の頭蓋頸椎姿勢は再現可能性(即ち被験者内の信頼性)があった。(J Manipulative Physiol Ther 2013;36:27-32)
検索キーワード:頸部:姿勢:結果の再現性:レントゲン像


 
 図1.レントゲン像上で測定された角度の実例:NSL(鼻根点からトルコ鞍の線/OPT(歯突起の接線)とNSL/CVT
 (頸椎接線)(A)、OPT/hor(水平線)とCVT/hor とCIAr(頸椎傾斜角)(B)、ARA(絶対回旋角度)とCAr
 (頸椎の角度)(C)。

 (以下省略)

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