• トップ
  • 院長ブログ
  • PAACニュース175号:若年成人の不均衡の股関節の可動性と頸部痛との間の関係

PAACニュース175号:若年成人の不均衡の股関節の可動性と頸部痛との間の関係

2018/11/16

          Hsin-Yi Lee,PhD、Jung-er Wang,MD,ScD、Hisao-Lan Chang,BS、Yang-Chien He,BS
          Mei-Mang Chu,BS、Li-Fei Chen,MS 著

                                            訳:栗原輝久

要約
目的:今回の断面観察研究の目的は、若年成人の不均衡の股関節の可動性が頸部痛と関連しているのか否かを明らかにする事である。
方法:ある都市の大学から327人の新入生を募集し、健康診断の際に両側の股関節の機能的な可動性を比較するために、パトリックの屈曲、外転、外旋、伸展(Patrick's Flexion、abduction、externalrotation、extension:FABERE)のテストを行った。性別や運動習慣という要素を調整すれば、パトリックのFABEREテストで測定された可動性の不均衡が頸部痛と関連しているのか否かを明らかにするために、ロジスティック回帰モデルを構築した。
結果:頸部痛を訴えていた学生に対するパトリックのFABEREテストの不均衡という結果の発生率は、頸部痛の無い人よりも非常に高かった(54.2% vs 26.5%:P<.001)。
結論:股関節の可動性の不均衡は、頸部痛の発生率の増加と関連しているのかもしれない。(J Manipulative Physiol Ther 2013;36:364-368)。
検索キーワード:頸部痛:股関節

(以下省略)


 

PAGE TOP