川口駅より徒歩5分。辛いぎっくり腰や腰痛、肩こり、体の痛み、筋肉痛、骨盤矯正、整体なら川口・西川口の栗原カイロプラクティック研究所へ!池袋での施術も可能です。
PAACニュース181号:片側性の肩のインピンジメント症候群患者の運動痛と可動域に対するモビリゼーションの効果:無作為化比較試験
2018/11/22
Jose A.Delgado-Gil,PT、Eva Prado-Robles,OT、Diana P.Rodrigues-de-Souza,PT,MsC
Joshua A.Cleland,PT,PhD、Cesar Fermandez-de-las-Penas,PT,PhD、Franciso Alburquerque-Sendin,PT,PhD 著
訳:栗原輝久
要約
目的:今回の研究の目的は、肩のインピンジメント症候群において、運動を伴ったモビリゼーション(mobilization with movement:MWM)と偽テクニックの即座の効果を比較する事である。
方法:無作為化比較試験を行った。52人の患者(平均年齢 ± 標準偏差、55±9歳;81%が女性)が適格基準を満たし、参加に同意したので、MWMグループ(21人)と偽徒手コンタクト(21人)に無作為に分けた。グループへの割り当てについては知らされてはいない術者が疼痛強度、能動的可動域中の疼痛、能動的最大可動域を含んだ主な結果判定法を評価した。基準時とMWM治療が偽りの治療的介入の2週間後に、結果を収集した。一次解析は、グループ × 時間の相互作用だった。
結果:分散の2×2分析によって、肩関節屈曲中の疼痛強度(F=7.054;P=.011)、無痛の肩関節屈曲(F=32.853;P<.011)、肩関節の最大屈曲(F=18.79;P<.01)、肩関節の外旋(F=7.950;P<.01)について、MWMグループの方にグループ × 時間の有意な相互関係がある事が明らかになった。他の有意な違いは見つからなかった。
結論:4回のMWMを受けた肩のインピンジメント症候群患者には、肩関節屈曲の際の疼痛、無痛の肩関節の屈曲、肩関節の最大屈曲、肩関節の最大外旋について、偽グループの患者よりも非常に大きな改善が見られた。(J Manipulative Physiol Ther 2015;38:245-252)
検索キーワード:肩のインピンジメント症候群;筋骨格系マニピュレーション;疼痛;レンジ・オブ・モーション
図1.本当のMWM介入のためのハンド・ポジション。 図2.本当のMWM介入。術者は、患者に肩を屈曲させ
一方の手を肩甲骨に後方から当てて、他方手の母指 るように指示すると同時に、上腕骨頭への後方‐外方
球は上腕骨頭の前部に当てる。(カラー・ヴァージ の手技による滑走を続ける。(カラー・ヴァージョン
ョンはオンラインで入手可) はオンラインで入手可)
図3.偽治療のためのハンド・ポジション。一方の手 図4.偽治療。患者にMWMグループと同様の方法で
を大胸筋の筋腹に当てて、他方手は肩甲骨に当てる 腕を動かすように指示し、偽りの手の接触を行う。
が、圧は全く加えない。(カラー・ヴァージョンは (カラー・ヴァージョンはオンラインで入手可)
オンラインで入手可)
実際の適用
●今回の研究で行ったMWMテクニックによって、肩のインピンジメントの際の運動中の疼痛が減少した。
●MWMテクニックによって、肩のインピンジメントの際の能動運動や最大運動が増進した。
(以下省略)
Joshua A.Cleland,PT,PhD、Cesar Fermandez-de-las-Penas,PT,PhD、Franciso Alburquerque-Sendin,PT,PhD 著
訳:栗原輝久
要約
目的:今回の研究の目的は、肩のインピンジメント症候群において、運動を伴ったモビリゼーション(mobilization with movement:MWM)と偽テクニックの即座の効果を比較する事である。
方法:無作為化比較試験を行った。52人の患者(平均年齢 ± 標準偏差、55±9歳;81%が女性)が適格基準を満たし、参加に同意したので、MWMグループ(21人)と偽徒手コンタクト(21人)に無作為に分けた。グループへの割り当てについては知らされてはいない術者が疼痛強度、能動的可動域中の疼痛、能動的最大可動域を含んだ主な結果判定法を評価した。基準時とMWM治療が偽りの治療的介入の2週間後に、結果を収集した。一次解析は、グループ × 時間の相互作用だった。
結果:分散の2×2分析によって、肩関節屈曲中の疼痛強度(F=7.054;P=.011)、無痛の肩関節屈曲(F=32.853;P<.011)、肩関節の最大屈曲(F=18.79;P<.01)、肩関節の外旋(F=7.950;P<.01)について、MWMグループの方にグループ × 時間の有意な相互関係がある事が明らかになった。他の有意な違いは見つからなかった。
結論:4回のMWMを受けた肩のインピンジメント症候群患者には、肩関節屈曲の際の疼痛、無痛の肩関節の屈曲、肩関節の最大屈曲、肩関節の最大外旋について、偽グループの患者よりも非常に大きな改善が見られた。(J Manipulative Physiol Ther 2015;38:245-252)
検索キーワード:肩のインピンジメント症候群;筋骨格系マニピュレーション;疼痛;レンジ・オブ・モーション
図1.本当のMWM介入のためのハンド・ポジション。 図2.本当のMWM介入。術者は、患者に肩を屈曲させ
一方の手を肩甲骨に後方から当てて、他方手の母指 るように指示すると同時に、上腕骨頭への後方‐外方
球は上腕骨頭の前部に当てる。(カラー・ヴァージ の手技による滑走を続ける。(カラー・ヴァージョン
ョンはオンラインで入手可) はオンラインで入手可)
図3.偽治療のためのハンド・ポジション。一方の手 図4.偽治療。患者にMWMグループと同様の方法で
を大胸筋の筋腹に当てて、他方手は肩甲骨に当てる 腕を動かすように指示し、偽りの手の接触を行う。
が、圧は全く加えない。(カラー・ヴァージョンは (カラー・ヴァージョンはオンラインで入手可)
オンラインで入手可)
実際の適用
●今回の研究で行ったMWMテクニックによって、肩のインピンジメントの際の運動中の疼痛が減少した。
●MWMテクニックによって、肩のインピンジメントの際の能動運動や最大運動が増進した。
(以下省略)