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PAACニュース187号:第7頸椎棘突起の位置の特定:触診と個人情報を用いた多変数モデルの開発と妥当性
2018/12/03
要約
目的:今回の研究の目的は、第7頸椎棘突起(C7SP)の位置決めに関して、触診と個人情報に導かれた多変数モデルを開発して、その正当性を立証するというものである。
方法:モデル開発と時間的正当性のために、一次医療から専門治療のセンターでの単盲検の横断的研究を実行した。モデル開発のために、160人の参加者を予め採用したが、モデル開発のために80人、時間分割の正当性状態について80人だった。胸郭-肋骨の静的方法(静触診法?)(thorax-rib static method:TRSM)を行って、C7SPの位置を決めた。TRSMを行い、皮膚上の放射線不透過マーカーを使って位置決めした身体内部の構造を評価するために、参加者は胸部レントゲン撮影を受けた。年齢、性別、身長、体重、体格指数、頭頂部からマーカーまでの距離(vertex-marker distance:DV‐M )を用いて、C7SPから頭頂部までの距離(DV‐C7)を予測した。多変数の線形回帰モデリング、一致の描画の制限、残余の柱状グラフ、受信者動作特性曲線、混乱表を分析した。
結果:C7SPから頭頂部までの距離(DV‐C7)に関する多変数の線形予測モデルは、DV‐C7=0.986DV‐M + 0.018(体重)+0.01(年齢)-1.008.受信者動作特性曲線には、DV‐M(濃度曲線下面積=0.480;95%の信頼区間=0.345-0.614;P=.761)よりも、DV‐C7に関してより良い識別ができ(濃度曲線下面積=0.661;95%の信頼区間=0.541-0.782;P=.015)、各々の分割点については、23.4cm(感度=41%、特異度=63%)、24.75cm(感度=69%、特異度=52%)だった。C7SPについては、開発標本でTRSMを行った時よりも、検証標本で予測DV‐C7を用いた方が、正確に位置決めされた:53人(63%)vs 32人(40%)、P<.001。
結論:触診と個人情報を組み合わせた多変数モデルを用いて、C7SPの位置決めを行った時に、より高い正確性が得られた。(J Manipulative Physiol Ther 2017;40:89-97)
検索キーワード:頸椎;触診;身体検査;診断誤差;理学療法スペシャルティー;リハビリテーション
(中略)
図1.胸郭-肋骨静触診法の図:矢印は触診中に指を動かす方向を表している。検者は、乳様突起を見つけ(A)、
それから乳様突起からの垂線を移動させて第1肋骨の後弓を見つけ(B)、第1肋骨の後弓に従って、T1の棘突起
を見つけた(C)。そして指を隣接する棘突起ヘ向けて頭方へと移動させてC7SPを見つけた(D)。
(中略)
実際の適用
●C7SPの位置決めに関しては、TRSMは、FEMと比較すると、2倍の精度がある。
●より頭方か尾方の棘突起の何れかを考慮すると、解剖学的細部のどのレベルでも、TRSMは、正確にC7SPの位
置決めする事ができる。
●TRSMの精度は、年齢、体重、身長、BMIの影響を受けない。
(以下省略)
目的:今回の研究の目的は、第7頸椎棘突起(C7SP)の位置決めに関して、触診と個人情報に導かれた多変数モデルを開発して、その正当性を立証するというものである。
方法:モデル開発と時間的正当性のために、一次医療から専門治療のセンターでの単盲検の横断的研究を実行した。モデル開発のために、160人の参加者を予め採用したが、モデル開発のために80人、時間分割の正当性状態について80人だった。胸郭-肋骨の静的方法(静触診法?)(thorax-rib static method:TRSM)を行って、C7SPの位置を決めた。TRSMを行い、皮膚上の放射線不透過マーカーを使って位置決めした身体内部の構造を評価するために、参加者は胸部レントゲン撮影を受けた。年齢、性別、身長、体重、体格指数、頭頂部からマーカーまでの距離(vertex-marker distance:DV‐M )を用いて、C7SPから頭頂部までの距離(DV‐C7)を予測した。多変数の線形回帰モデリング、一致の描画の制限、残余の柱状グラフ、受信者動作特性曲線、混乱表を分析した。
結果:C7SPから頭頂部までの距離(DV‐C7)に関する多変数の線形予測モデルは、DV‐C7=0.986DV‐M + 0.018(体重)+0.01(年齢)-1.008.受信者動作特性曲線には、DV‐M(濃度曲線下面積=0.480;95%の信頼区間=0.345-0.614;P=.761)よりも、DV‐C7に関してより良い識別ができ(濃度曲線下面積=0.661;95%の信頼区間=0.541-0.782;P=.015)、各々の分割点については、23.4cm(感度=41%、特異度=63%)、24.75cm(感度=69%、特異度=52%)だった。C7SPについては、開発標本でTRSMを行った時よりも、検証標本で予測DV‐C7を用いた方が、正確に位置決めされた:53人(63%)vs 32人(40%)、P<.001。
結論:触診と個人情報を組み合わせた多変数モデルを用いて、C7SPの位置決めを行った時に、より高い正確性が得られた。(J Manipulative Physiol Ther 2017;40:89-97)
検索キーワード:頸椎;触診;身体検査;診断誤差;理学療法スペシャルティー;リハビリテーション
(中略)
図1.胸郭-肋骨静触診法の図:矢印は触診中に指を動かす方向を表している。検者は、乳様突起を見つけ(A)、
それから乳様突起からの垂線を移動させて第1肋骨の後弓を見つけ(B)、第1肋骨の後弓に従って、T1の棘突起
を見つけた(C)。そして指を隣接する棘突起ヘ向けて頭方へと移動させてC7SPを見つけた(D)。
(中略)
実際の適用
●C7SPの位置決めに関しては、TRSMは、FEMと比較すると、2倍の精度がある。
●より頭方か尾方の棘突起の何れかを考慮すると、解剖学的細部のどのレベルでも、TRSMは、正確にC7SPの位
置決めする事ができる。
●TRSMの精度は、年齢、体重、身長、BMIの影響を受けない。
(以下省略)