川口駅より徒歩5分。辛いぎっくり腰や腰痛、肩こり、体の痛み、筋肉痛、骨盤矯正、整体なら川口・西川口の栗原カイロプラクティック研究所へ！池袋での施術も可能です。

　　　　　　　　　John J Triano,DC,PhD、Steven Lester,DC,MSc、Daviid Starmer,DC,MHs、Elise G.Hewit,DC

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　訳：栗原輝久

要約
目的：今回の研究の目的は、小児期分類に治療を適合させるために、小児介護に半ば専門化した熟練臨床家の意図に応じて、マニピュレーション治療の際の力に関する探索データベースを作り出すというものである。用量反応の現実的な立案と治療的有用性における安全性研究のためには、このタイプのデータが必要である。
方法：今回の企画では、幼児や年上の子供の様々な身長のダミーに適用される操作の際に伝達されるピーク力を評価した。小児期分類に向けて調整を試みた小児科マニピュレーションに関して熟練した1人の臨床家・教育者が可変性を評価するために、頸椎、胸椎、仙腸関節に共通した操作を処方した。主要軸における最大要素と最大の合力に関して描写された結果を分類し、文献からの力に関する合意（コンセンサス）予想と比較した。
結果：両方の要素に関する平均力の値と最大合力は、小児期分類では単調に増大したが、これは合意予想と類似していた。しかし測定された最大値と２から3.5という範囲の合意予測の間、とくに上位の範疇では、不一致が観察された。定量的データによって、今後の研究のためのエフェクト・サイズに関する最初の評価が可能となる。
結論：今回の研究の所見から、合意予測と同様の任意の目標値へ向けた熟練の臨床家の脊椎マニピュレーション遂行に関して再び目盛を付ける事は実行可能だという事が示唆された。文献やこれらの所見からは不明なものは、現実実務における小児期分類に基づいた安全で臨床的に有効な合理的目標値に関する固有性である。
（J Manipulative Physiol Ther 2017;40:139-146）
検索キーワード：カイロプラクティック：マニピュレーション；小児科；生体力学；模擬実験

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（中略）

　　
　　図1.各々のタイプのダミーへの刺激手技の前の素早く振幅の小さい（手技の）設定肢位。（A、B）：仰臥位の
　　頸椎回旋手技。（C）：胸椎への両母指（接触）。（D）：尺側 "ナイフエッジ"（接触）。（E、F）：側臥位。
　　（G）：伏臥位での補助付き手技。

　　　　　　　　　
　　　　　　　　　図２.後方から前方への胸椎の素早く振幅の小さい手技の模擬実験。３軸性
　　　　　　　　　ロードセルを使って、刺激力を測定し、治療テーブル表面の下に組み込まれ
　　　　　　　　　た力板から伝達力（のデータ）を得た。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（中略）


　　実際の適用
　　●今回の研究によって、マニピュレーションの有限制御は合理的なようだという事が明らかになった。
　　●今や、処方量の標本規模の評価を考慮するためのデータが入手可能である。
　　●小児に用いる力に関するコンセンサス予想では、実際の適用を過小評価しているのかもしれないし、
　　　様々な年齢グループへ向けた実際の処方量については未定のままである。

　　（以下省略）