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PAACニュース191号:頸原性頭痛患者の頸椎可動性と圧痛閾値に対する上部頸椎の並進授動法の即効性:無作為化比較試験
2019/01/07
Miguel Malo-Umes,PT,PhD、Jose Miguel Tricas-Moreno,PT,PhD、Elena Estebanez-de-miguel,PT,PhD,
Cesar Hidalgo-Garcia,PT,PhD、Andoni Carrasco-Uribarren,PT、Sara Cabanillas-Barea,PT 著
訳:栗原輝久
要約
目的:今回の研究の目的は、頸原性頭痛(cervicogenic headache:CEH)のある被検者の頸椎可動性と圧痛閾値に対する上部頸椎の脊椎並進授動法(upper cervical tranlatoric spinal mobilization:UC-TSM の即効性を評価するというものである。
方法:頸原性頭痛のある82人のボランティア(41.54 ± 15.29歳;男性20人、女性62人)が今回の研究に参加したが、対照群と治療グループに無作為に振り分けられた。治療グループは上部頸椎の脊椎並進授動法(UC-TSM)を受けて、対照グループは、UC-TSMグループと同じ時間、同じ肢位を保ったが、治療は受けなかった。2人の目隠し状態の治療責任ドクターによる治療介入の前と直後に、頸椎可動性(能動的頸椎可動性と屈曲・回旋テスト)、上部僧帽筋上の圧痛閾値、C2-C3の関節突起間関節と後頭下筋群、(視覚的アナログ尺度での)最近の頭痛強度を測定した。
結果:治療介入後、UC-TSMグループには頸椎可動性(P=.002、d=0.16)と屈曲・回旋テスト(P=.001、d=0.81-0.85)の有意な拡大が見られた。頸椎の圧痛閾値については、グループ間で有意な違いは観察されなかった(P>.05)。それもやはり、UC-TSMグループでは、頭痛強度の有意な減少が見られた(P=.039、d=0.57)。
結論:頸原性頭痛の被検者では、上部頸椎の脊椎並進授動法の治療介入によって、全般的な頸椎可動域の拡大と改善の傾向が見られた。(J Manipulative Physiol Ther 2017;40:649-658)
検索キーワード:脊椎;頸原性頭痛;手技療法;頸部;無作為化比較試験
(中略)
図2.上部頸椎の並進授動法(カラー図解はオンラインで閲覧可能)
(中略)
実際の適用
●頸原性頭痛の被検者では、上部頸椎の並進授動法によって、頸椎、特に屈曲・回旋テストで測定された上部頸椎
の機能が増進した。
●頸原性頭痛の被検者では、上部頸椎の並進授動法によって、頭痛強度が減少した。
●上部頸椎の並進授動法は、国際基準に適合した安全な選択肢である。
(以下省略)
Cesar Hidalgo-Garcia,PT,PhD、Andoni Carrasco-Uribarren,PT、Sara Cabanillas-Barea,PT 著
訳:栗原輝久
要約
目的:今回の研究の目的は、頸原性頭痛(cervicogenic headache:CEH)のある被検者の頸椎可動性と圧痛閾値に対する上部頸椎の脊椎並進授動法(upper cervical tranlatoric spinal mobilization:UC-TSM の即効性を評価するというものである。
方法:頸原性頭痛のある82人のボランティア(41.54 ± 15.29歳;男性20人、女性62人)が今回の研究に参加したが、対照群と治療グループに無作為に振り分けられた。治療グループは上部頸椎の脊椎並進授動法(UC-TSM)を受けて、対照グループは、UC-TSMグループと同じ時間、同じ肢位を保ったが、治療は受けなかった。2人の目隠し状態の治療責任ドクターによる治療介入の前と直後に、頸椎可動性(能動的頸椎可動性と屈曲・回旋テスト)、上部僧帽筋上の圧痛閾値、C2-C3の関節突起間関節と後頭下筋群、(視覚的アナログ尺度での)最近の頭痛強度を測定した。
結果:治療介入後、UC-TSMグループには頸椎可動性(P=.002、d=0.16)と屈曲・回旋テスト(P=.001、d=0.81-0.85)の有意な拡大が見られた。頸椎の圧痛閾値については、グループ間で有意な違いは観察されなかった(P>.05)。それもやはり、UC-TSMグループでは、頭痛強度の有意な減少が見られた(P=.039、d=0.57)。
結論:頸原性頭痛の被検者では、上部頸椎の脊椎並進授動法の治療介入によって、全般的な頸椎可動域の拡大と改善の傾向が見られた。(J Manipulative Physiol Ther 2017;40:649-658)
検索キーワード:脊椎;頸原性頭痛;手技療法;頸部;無作為化比較試験
(中略)
図2.上部頸椎の並進授動法(カラー図解はオンラインで閲覧可能)
(中略)
実際の適用
●頸原性頭痛の被検者では、上部頸椎の並進授動法によって、頸椎、特に屈曲・回旋テストで測定された上部頸椎
の機能が増進した。
●頸原性頭痛の被検者では、上部頸椎の並進授動法によって、頭痛強度が減少した。
●上部頸椎の並進授動法は、国際基準に適合した安全な選択肢である。
(以下省略)