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小児のカイロプラクティックより(妊婦に対するカイロプラクティック・テクニック)

2019/03/27

カイロプラクティック・テクニック
 多くのカイロプラクティック・テクニックによって、妊娠経過中の快適さが増し、妊娠の進行が促進される。子宮収縮と同時に仙骨牽引手技や仙骨ポンプを行う事で、分娩第1期中の殆どの患者に計り知れない緩和を与えられる。多くの母親は、腰仙部の不快感、特に"背腰の陣痛"あるいは後頭部が後方にある胎児と付随する不快感を軽減させるために、仙骨に牽引圧を加え続ける事を強く要求する。
 片側あるいは両側の梨状筋の筋組織に対してトリガー・ポイントを適用する事で、骨盤の生体力学的な緊張を緩和できる。分娩において、片側あるいは両側の腸腰靭帯の日常的な痙縮は、直接的な圧迫を行う事で良好な反応を示す。脊柱傍筋への円を描くようなマッサージは、子宮収縮が集中的に強くなるために分娩時に耐えなければならない著明な緊張亢進を緩和する。しばしば妊娠第一期と第二期の両方で、四つん這い姿勢(all -fours position)をとらせれば、骨盤後部がこれらのタイプの軟部組織テクニックを受け入れ易くなる。妊婦は、両肘や両手を大きなベッドのヘッドボードに位置させる、あるいは窓の敷居や家具に両手を置いて身体を支えて立つ。しばしば彼女が出産のパートナーに面と向かって、両腕を彼/彼女の肩の上にかけると、パートナーが彼女を支えられる。カイロプラクティック・オフィスでは、テーブルを持ち上げて、完全な妊娠状態の子宮に適合させる。
 出産の自然な経過に関して理解して尊重する事で、殆どのケースにおいて、より大きな成果が得られる。正当な産科の特殊性は、多様な治療介入に順応するものである。

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