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胸部
　胸部において左右対称の輪郭が観察されるはずである、そして呼吸に伴う動きは良好で等しいはずである。臨床記録によると漏斗胸は胸骨の形状の変化として観察される。これは臨床上重要ではないが、均衡のとれた呼吸音を確認するために聴診を行うべきである。新生児の胸部は、しばしば母体のエストロゲンの影響で二次的に異常に拡張する。これもまた臨床上懸念される事ではなく、一般的には１週間は続かない。
　心臓血管系の評価において、正常な新生児の心拍数は100～170 回/分の間で変化する、そして正常ならば静かに寝ている間は90 回/分まで減少する。末梢の脈拍の触診には、橈骨や大腿の拍動が含まれる。そしてそれは、首尾一貫して変動せず規則的なはずである。正常な脈拍のリズムや強度のどんな変化も心臓や大動脈の先天的な異常を示唆していて、照会する必要がある。心尖部拍動は、第４肋間で鎖骨中央線上である。生後24時間以内の聴診での収縮期雑音は、正常な可能性がある。奔馬性リズムやトリプル・リズムは異常であり、照会するべきである。