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頸部立ち直り
　この反射は、新生児の頭部を一方の側に回転させる事で評価する。新生児は、直立位に支えるか、仰臥位にしてもよい。予想される反応は、同側への体幹の回転である。この反射は、左右非対称の緊張性頸反射（asymmetric tonic neck reflex：ATNR）が生後約４ヶ月で消失する時に現れる。これは、新生児が寝返りを始める時期である。健康な新生児は、生後８～10ヶ月まで頸部立ち直り反射を示すが、この後では随意運動の一部になる。