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小児のカイロプラクティックより(新生児の神経学的反射:指反射)

2019/04/21

指反射
 新生児の前腕の尺骨神経上を中枢から末梢へと手に向けて擦過していく。予想される反応は、手が拳骨のようになって、母指が僅かに伸展する事である。この反射は、出生から生後6ヶ月まで存在するとされている。新生児は、生後5か月までには物を握れるようになるはずである。生後約6ヶ月で、握る際の母指と四指の対立運動が始まる、そして生後1年で完全に発達するまで、その動きは発達していく。新生児は、およそ生後8ヶ月で一方の手から他方手へと物を移動できるようになる。1歳までに"利き手"の傾向が明らかになってくる。生後1年以内の早い時期のいつでも他方手のみを使う傾向がみられる場合には、神経機能障害の疑いがある。

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