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小児のカイロプラクティックより(新生児の神経学的反射:DUBOWITZの神経発達の規約)

2019/04/22

DUBOWITZの神経発達の規約
 DUBOWITZの神経発達の規約は、新生児の特定の期間における神経学的な行動を表すための簡明な方法を与えてくれる。DUBOWITZの規約表では4つの項目群について詳述している。馴化(不応状態)では、反復性の聴覚あるいは視覚刺激に対する新生児の反応の減退を評価する。馴化の存在は、それ自身の長所において神経学的な完全性に関する信頼性のある検査とは考えられてはいないが、神経学的な反応の中での粗雑な面を表している。
 動きと緊張では他動運動に対する抵抗の度合いを判定する。検査中の振顫、驚愕、あるいは異常な動きは適切に記録する。新生児のパターンと相関する図表は見積もりと結び付いている。苛立っている、あるいは疝痛のある新生児は、背中を反らせた伸展位を示したり、弓なり緊張(後弓反張)や両下肢の鋏のように動かしたり、両母指が手掌部を横切るように強く内転させるかもしれない、そしてこれは、真の神経学的な障害と鑑別する必要がある。
 反射は、この規約に関連している最も基本的な原理に従って分類されている。
 神経行動的な項目は、より高位の大脳機能を評価するために重要である。Brazeltonに従って分類された新生児の状態は、適切な評価に関して欠かせないものである。赤い羊毛製のボールを新生児の目から15~25 cmに保持する事が視覚刺激物として推奨されている。新生児が State6の状態であるのならば、慰安性という項目で新生児が検者によって慰められる能力を測定する。
 この規約の記録において、一覧表の中心線の左側に対する反応ではバタバタする、あるいは無気力な傾向のある新生児が示されている。一覧表の中心線の右側に対する反応では、過緊張状態、あるいは苛立った児が示されている。予想される正常反応の母数を確立するために、先ず新生児の状態を記録しなければならない。

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