川口駅より徒歩5分。辛いぎっくり腰や腰痛、肩こり、体の痛み、筋肉痛、骨盤矯正、整体なら川口・西川口の栗原カイロプラクティック研究所へ！池袋での施術も可能です。

リラクセーション・ポジション
　リラクセーション運動は、筋と神経系を十分に休ませるのに役立つ、そして平安な状態を回復させながら、蓄積した緊張と不安を解消する。ほんの20分間の完全なリラクセーションは、２時間の睡眠と等しい。これは、筋収縮の合間に妊婦にリラクセーションの時間を与え、血圧を正常域に保つのに役立つ。

ポジション１
　患者に何らかの腰部不快感があるのならば、家で休む時に、両下肢の下に枕を挿入して床から1.5フィートほど持ち上げて楽にするように指示する。患者には仰臥位になって、楽にするように指導する。患者に腰のくびれた部分を床に平らにつける事を実際に示す。この姿勢は、静脈瘤に有効である。

ポジション２
　患者に左側臥位になるように指導する、こうする事で、胎児への正しい血液循環が可能となる。頭部を枕で支え、もう１つの枕を両膝の間に入れる。右下肢を僅かに屈曲させて、前方へと移動させる。脊柱は、床と平行にするように指導する。患者を楽に寝かせて、両目を閉じてリラックスさせる。患者には呼吸を止めずに全身を楽にして、頭部から足に至るまで、全身を巡る旅をする事を想像させる。患者に各々の筋、骨、関節の身体各部について思いを巡らせ、そしてそれらを徐々にリラックスさせるが、それを顔つきにまで広げていかせる、その際には、緊張を緩めるために顔、唇、眉毛の力を抜くように指導する。
　効果：この運動は、不眠症の妊婦を助ける。

骨盤の傾斜
　カイロプラクティックの見地から言うと、妊娠の全期間に亘って骨盤の傾斜を維持する事は、健全な子宮環境を胎児に提供することと同様に、適切な生体力学を確保するためには絶対に必要である。妊娠第３期の患者には、補助付きのスクワットで、これを行うように教えると良い。患者には、両足を床にできるだけぴったりとつけさせて、それから徐々に両膝を外方へと屈曲させる。楽に外転できるようになったら、骨盤を前方へと掬い上げるようにする、この姿勢を５～10秒間保持する。
　これらの運動を４～５回行っている間に、完全なリラクセーションが生じるだろう。‟四つん這い”姿勢は、妊娠後期における骨盤の傾斜を促進するのに有益である。両肘をイスの上で楽に支えて、両膝は臀部の下で僅かに後方に位置させる。それから患者は、自身を後方へとゆっくりと動かす、両腕を伸ばし、子宮が膨張するだろうという所まで、骨盤を両膝の上で後方へと移動させる。決して背中を下方へと伸展させるべきではない。優しい腰振り運動を３～４回繰り返し、ゆっくりとストレッチを維持する。またこれは、胎児の頭部を後頭骨が前方になるように維持することも助長する。