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小児のカイロプラクティックより(臨床神経学:出生後の神経系の発達)
2019/08/22
出生後の神経系の発達
出生後の神経系の発達は、生後2年の間が最大である。最も顕著なものは、脳の成長である。脳は、生後1年で出生時の 2.5~3倍の大きさになる。脳は、出生時には350gだが、生後1年までに約 1.000gに成長する。その際にはグリア細胞のように支持構造の著明な拡散が見られる。この時期以降の発達は緩徐になる。思春期では、女性の脳の重量は1250gで、男性のそれは1375gである。出生時、脳は全体重の10%を占めるのに比べて、成人では2%である。出生時、水分が脳重量の 85%を占めるが、4歳までにこの構成は約75%にまで落ちる。
神経学的な研究に関して活発な領域は、成長中の神経がどのようにして末梢にある特定の終末器官に到達するのかというものである。流行している理論では、成長中のニューロンに抵抗するような化学物質や特定のニューロンを引きつける化学物質に中心を置いている。ニューロンが誘因化学物質を持った組織を見つけ出すまで、周辺組織によって拒絶されてしまうかもしれない。この事は、様々な神経経路や神経支配に関する個々の違いを説明するのに役立つ。末梢運動神経に関する研究によって、標的筋へと末梢運動神経を導く事と関連するように思われる軸索の終末には、 ‟成長円錐” が存在する事が明らかになった。特定の軸索が神経線維束から離れて、それぞれの標的筋へと向かう経過については不明である。最近確認された一対のタンパク質を除去する事で、軸索が、その標的筋を越えたところで神経線維束と連続している事が判った。あるたんぱく質は、神経筋結合を構成している。特定の神経が、どのようにしてそれぞれの終末器官を見つけ出すのかを考えると、驚嘆してしまう。
脊柱の髄鞘形成は、頸椎から始まって、尾方へと広がっていく。前根の髄鞘形成は、後根のそれよりも早く生じる。主要な脊髄路と大脳の軸索の殆どの部分は、生後2年が経過するまでに大部分が完了する。大脳では前方から後方へとその髄鞘形成を完了させる。十分な髄鞘形成は、生後 10 ヶ月後に完了する。髄鞘形成を実物で説明すると、乳幼児の頸髄においては灰白質が35%を占めるが、完全な髄鞘形成が完了した成人では、この割合が19%にまで減少する。
出生時、小脳は成長を続けるが、これには更なる細胞の分化や移動、継続的な髄鞘形成が伴う。成人期までに、小脳の表面領域には4つの襞(ひだ)が発達してくる。
網様体、連合ニューロン、皮質間連合野?(intercortical association area)は、生後10ヶ月で成熟する。
出生時、皮質ニューロンの樹状突起は全く未発達である。生後1年の間に、各々の皮質ニューロンは、他のニューロンとの結合を1,000から100,000まで発達させる。
出生時、脊髄の尾方端は、L3のレベルで、全長は15~17cm である。成人期までに、脊柱の成長によって、脊髄円錐の高さはL1の下縁にまで移動し、脊髄終糸の頭方端は、L2の高さになる。これによって、神経根が椎間孔から出て行く角度が変化する。
新生児期には、神経系はまだ十分には発達してはいないし、統合されてもいない。これは、原始反射が見られる事からも明らかである。高度の障害、組織破壊、退行変性が生じると、後年になってから、これらの徴候がみられる。乳幼児において、これらの徴候が消失し、より多くの作業を行えるようになり、肉体的、精神的な機能に関して、より多くの事が制御できるようになると、検者は、神経系の編成の進行-配線の連結の完了-が判る。通常、大部分の乳幼児では、同時期に神経系の統合が生じる、その結果、これらの ‟一里塚” を年代順に記録した一覧表が現れてくる。
出生後の神経系の発達は、生後2年の間が最大である。最も顕著なものは、脳の成長である。脳は、生後1年で出生時の 2.5~3倍の大きさになる。脳は、出生時には350gだが、生後1年までに約 1.000gに成長する。その際にはグリア細胞のように支持構造の著明な拡散が見られる。この時期以降の発達は緩徐になる。思春期では、女性の脳の重量は1250gで、男性のそれは1375gである。出生時、脳は全体重の10%を占めるのに比べて、成人では2%である。出生時、水分が脳重量の 85%を占めるが、4歳までにこの構成は約75%にまで落ちる。
神経学的な研究に関して活発な領域は、成長中の神経がどのようにして末梢にある特定の終末器官に到達するのかというものである。流行している理論では、成長中のニューロンに抵抗するような化学物質や特定のニューロンを引きつける化学物質に中心を置いている。ニューロンが誘因化学物質を持った組織を見つけ出すまで、周辺組織によって拒絶されてしまうかもしれない。この事は、様々な神経経路や神経支配に関する個々の違いを説明するのに役立つ。末梢運動神経に関する研究によって、標的筋へと末梢運動神経を導く事と関連するように思われる軸索の終末には、 ‟成長円錐” が存在する事が明らかになった。特定の軸索が神経線維束から離れて、それぞれの標的筋へと向かう経過については不明である。最近確認された一対のタンパク質を除去する事で、軸索が、その標的筋を越えたところで神経線維束と連続している事が判った。あるたんぱく質は、神経筋結合を構成している。特定の神経が、どのようにしてそれぞれの終末器官を見つけ出すのかを考えると、驚嘆してしまう。
脊柱の髄鞘形成は、頸椎から始まって、尾方へと広がっていく。前根の髄鞘形成は、後根のそれよりも早く生じる。主要な脊髄路と大脳の軸索の殆どの部分は、生後2年が経過するまでに大部分が完了する。大脳では前方から後方へとその髄鞘形成を完了させる。十分な髄鞘形成は、生後 10 ヶ月後に完了する。髄鞘形成を実物で説明すると、乳幼児の頸髄においては灰白質が35%を占めるが、完全な髄鞘形成が完了した成人では、この割合が19%にまで減少する。
出生時、小脳は成長を続けるが、これには更なる細胞の分化や移動、継続的な髄鞘形成が伴う。成人期までに、小脳の表面領域には4つの襞(ひだ)が発達してくる。
網様体、連合ニューロン、皮質間連合野?(intercortical association area)は、生後10ヶ月で成熟する。
出生時、皮質ニューロンの樹状突起は全く未発達である。生後1年の間に、各々の皮質ニューロンは、他のニューロンとの結合を1,000から100,000まで発達させる。
出生時、脊髄の尾方端は、L3のレベルで、全長は15~17cm である。成人期までに、脊柱の成長によって、脊髄円錐の高さはL1の下縁にまで移動し、脊髄終糸の頭方端は、L2の高さになる。これによって、神経根が椎間孔から出て行く角度が変化する。
新生児期には、神経系はまだ十分には発達してはいないし、統合されてもいない。これは、原始反射が見られる事からも明らかである。高度の障害、組織破壊、退行変性が生じると、後年になってから、これらの徴候がみられる。乳幼児において、これらの徴候が消失し、より多くの作業を行えるようになり、肉体的、精神的な機能に関して、より多くの事が制御できるようになると、検者は、神経系の編成の進行-配線の連結の完了-が判る。通常、大部分の乳幼児では、同時期に神経系の統合が生じる、その結果、これらの ‟一里塚” を年代順に記録した一覧表が現れてくる。