小児のカイロプラクティックより(臨床神経学:視床構造)

2019/09/12

視床構造
 視床構造は間脳の中にあって、多くの核から成っている。視床構造は、神経インパルスの統合と多くの神経ホルモンの分泌に関係している。

視床
 視床は、嗅覚以外の感覚インパルスを統合している核グループから成る中継所である。またこれは、大脳皮質へと向かう求心性インパルスの主要な源でもある。視床への求心性のインパルス発射は、三叉神経視床路、脳幹、小脳、そして他の視床構造からの末梢入力に関係する様々な源に由来する。視床からの遠心性インパルスは、大脳皮質、小脳、線条体、そして他の視床構造に向けて発射される。これは、聴覚、視覚、固有受容感覚のような感覚情報を処理している。情動や疼痛の知覚は、視床に関連している。
 視床前核は、‟Papez の情動回路 (emortional circuit of Papez:ペーペズ回路?:Pepaez circuit )” の構成分子である。海馬からのインパルスは、帯状回へと続く前に、脳弓と乳頭体を通って視床へと向かう。インパルスは、海馬へと至るフィードバック・ループへと戻る前に、海馬周辺の脳回の前方へと続く。この回路は、短期間の記憶と関連していると思われる。
 
 

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