小児のカイロプラクティックより(臨床神経学:脳幹)

2019/09/18

脳幹
 脳幹は、脳から大脳と小脳を除いた部分である。これには延髄、橋、中脳、第4脳室、間脳が含まれている。これは臨床的に非常に重要な部位である。‟生命中枢” は脳幹にある。脊髄路シナプスの幾つかは、この部位で終末構造へと方向転換をするか、水平クロスオーバー(交叉を形成)している。脳神経の大部分は、脳幹に由来している。椎骨動脈、脳底動脈、ウィリス環、それらの支流は、この部位で目立っている。これらの動脈の幾つかの中間物は隣接する脳幹構造に大きな影響を及ぼすかもしれない。
 乳幼児期には、脳幹は斜めに位置しているが、大後頭孔を通過するために曲がらなければならない。神経系が成熟すると、脳幹はより垂直に位置するようになる。脳幹の尾方端は、脊髄の起始部を形成している。

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