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PAACニュース194号:内側縦アーチ:舟状骨落下テストとフットプリント・パラメーターの間の精度、信頼性、関連性

2020/02/15

要約
目的:今回の研究の目的は、舟状骨落下テスト?(navicular drop test)、アーチ角、スタヘリ(Staheli)指数、シポースミラク?(Chippaux-Smirak)指数の間の相関関係を評価するというものである。フットプリント・パラメーターの中の信頼性と相関関係についても評価した。
方法:横断的研究(総数86人;59.3%は女性:27.8歳、標準偏差:4.8歳)を遂行した。舟状骨落下テストを評価し、測定部圧力板を使って、利き足のフットプリント・パラメーターを記録した。ピアソン相関係数、級内相関係数、測定値の標準誤差、最少可検変化量を計算した。
結果:評価したパラメーター(級内相関係数<0.880)に関しては、評価者内と評価者間の両方の信頼性は高かった。舟状骨落下テストとフットプリント・パラメーター(アーチ角=0.643;スタヘリ指数=0.633;シポー-スミラク指数=0.614)との間には、統計的に有意な相関関係が見られた。フットプリント・パラメーターには、お互いに高い相関関係があった(0.838-0.881)。舟状骨落下テストとフットプリント・パラメーターの研究には再現性があり、そのために高い信頼性もあった。
結論:舟状骨落下テストと評価したフットプリント・パラメーターとの間の相関関係は高かった。舟状骨落下テストには再現性、妥当性があり、内側縦アーチの高さの評価のための簡単な方法で、フットプリント・パラメーターの使用よりも短所は少ないように思われた。(J Manipulative Physiol Ther 2018;41:672-679)
検索キーワード:データ分析;足;結果の再現性

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