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要約
目的：腹圧性尿失禁の治療の際の骨盤底筋の強化に股関節筋群の強化を加える事の効果を調査する事。
方法：今回の研究では、並列グループによる予備的で、評価者を目隠し状態にした。無作為化臨床試験を行った。我々は、腹圧性尿失禁の４７人を２つのグループに無作為に割り当てた：１つのグループは骨盤底筋強化エクササイズ（pelivic floore strengthening exercise：PF）を行った（２１人）、もう１つのグループH骨盤底筋強化エクササイズと大殿筋、中臀筋、股関節内転筋群のエクササイズ（PFH）を行った（２２人）。４人の被検者は今回の研究を完了しなかった。尿漏出が主要転帰だった（３日間の排尿日誌と排尿の追跡調査）。二次転帰は、骨盤底筋の努力（Ortizスケール、PERFECT図解[オックスフォード・スケール]と会陰圧測定）と生活の質（quality of life：QOL：短文式の失禁質問表とKing's Health Questionaire：キングス健康質問表？）だったが、これは、１０週間に亘る２０回の試験の前後に評価者を目隠し状態にして評価したものだった。
結果：排尿日誌の経過観察によって評価された日々の尿失禁の頻度に関しては、グループの効果が観察された（P＜.001）、PFHグループでは日々の尿失禁の頻度の有意な減少が見られたが、３日間の排尿日誌、QOL、骨盤底筋群（PFM）の機能的評価に関しては、グループ間での比較における有意な違いは見られなかった。
結論：日々の尿失禁の頻度に関しては、試験実行期間を通じて、股関節協同筋と骨盤底筋群の強化によって、より良い結果が見られたが、骨盤底筋群の強化エクササイズのみを行ったグループでの筋力、膣圧測定、QOLの改善については、付随性の有意性は見られなかった。（J Manipulative Physiol Ther 2020;43:247-256）
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