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PAACニュース202号:思春期特発性側彎症のための最新のスクリーニング(篩い分け)手段:信頼性調査

2024/01/23

要約
目的:今回の研究の目的は、インターネットでの側彎症のスクリーニング手段と標準的なスクリーニング法の間の一致を判定するというものである。
方法:60人の被検者(年齢の中央値は12歳、75%は女性)を選び出し、2つのグループに分けた:未知の脊柱側彎症の被検者と側彎症が確認された被検者。2人の盲目状態の評価者が各々の被検者を評価した。1人は脊柱側彎計を使って体幹回旋の角度を測定し、もう1人はインターネットでのスクリーニングを応用した。このアプリによって、重み付けアルゴリズムに基づいて側彎症がある事に関する相対的危険度の点数(relative risk score)が得られた。7°以上の体幹回旋の角度を持った被検者、あるいは3点以上の危険度点数の被検者を側彎症の危険性があるものと見なした。
結果:未確認の症例の中では、アプリと脊柱側彎計との間で一応の一致を見た(カッパ係数=0.34;95%の信頼区間[CI]、0.14-0.55;P<.001)。マクマネー検定(McNemar test)によって、陽性テスト(P=.001)の割合の中でのある違いが示唆された、そのために確認された側弯症に関しては、このスクリーニング・アプリは、標準的なスクリーニング法(4/53=7.5%)に比べると、陽性テストの数が有意に高かった(15/53=28.3%)。確認された症例では、このアプリで7人の被検者中5人が正確に識別された(感度:71%、95%の信頼区間、29-96%)が、その一方で脊柱側彎計で人のは7人の被検者中6人が正確に識別された(感度:86%、9%の信頼区間、42%-100%)。
結論:これらの所見から、アプリと脊柱側彎計との間での一応の一致が示唆されたが、今回の研究でアプリの感度を厳密に測定することはできなかった。(J Manipulative Physiol Ther 2022-45;358-364)。
検索キーワード:思春期;側彎症;結果の:診断;テクニックと手段

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