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続PAACニュース:新型コロナウィルス・パンデミック中の退役軍人健康庁におけるカイロプラクティック患者の特徴:断面解析

2024/11/26

要約
目的:今回の研究の目的は、カイロプラクティックの患者が新型コロナウィルス・パンデミック中に米国退役軍人健康庁(US Veterans Health Administration[VHA])で、筋骨格系疾患のために受けたカイロプラクティック介護について、対面(face-to-face:F2F)で評価したのか、遠隔医療での診察?(telehealth visits)で評価したのかを明らかにするというものだった。
方法:2020年の3月1日から2021年の1月28日の間に、退役軍人健康庁(VHA)でカイロプラクティック介護を受けた全ての患者(退役軍人、扶養家族、配偶者)について、後ろ向きの横断研究(断面解析)(retrospective cross-sectional analysis)を行った。患者は、以下の3つのグループの中の1つに割り当てられた:遠隔医療での診察のみ、対面のみ、遠隔治療での診察と対面の組み合わせである。患者の特徴には、年齢、性別、人種、民族性、結婚歴、チャールソン併存疾患指数(Charlson Comorbidity Index)があった。多重ロジスティック回帰分析(Multinomial logstic regression)によって、これらの変数と診察タイプとの関連を評価した。
結果:2020年の3月から2021年の1月までのカイロプラクターによて確認された固有の患者の合計は62658人だった。重要所見は、有色人種(non-white race)、ヒスパニック系アメリカ人(hispanic)、ラテン系民族(Latino ethnicity)、は電話のみでの診察が多かったというものだった(黒人[オッズ比1.20、95%の信頼区間{1.10-1.31}、他の人種[1.36{1.16-1.59])、ヒスパニック系アメリカ人あるいはラテン系民族([1.35-{1.20-1.52})、そして電話での診察とF2Fでの診察との介護の組み合わせ(黒人[1.32{1.25-1.40}]、他の人種[1.37{1.23-1.52}]、ヒスパニック系アメリカ人あるいはラテン系民族[1.63-{1.51-1.76}]。40歳より若い患者は、電話での診察を選択することが多かった([1.13-{1.02-1.26}]、66歳から75歳[1.17-{1.01-1.35}]、75歳を越える人[1.26{1.06-1.51}] vs 40
歳さか55歳のもの)。その上、性別、診察頻度、チャールソン併存疾患指数によって、統計的に有意な関連性が明らかになたが、その一方で結婚歴はそうでは無かった。
結論:新型コロナウィルス・パンデミック中にはカイロプラクティック遠隔医療を用いた筋骨格系障害を持った退役軍人健康庁(VHA)患者は、対面(F2F)介護のみを用いたかんじゃのものよりも民族的に、人種的により多様だった。(J Manipulative Physiol Ther 2022;45;615-622)
検索キーワード:人口統計学; 遠隔相談;遠隔医療;カイロプラクティック;遠隔治療(telemedicine);新型コロナウィルス;パンデミック

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