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続PAACニュース:慢性的な非特異的腰痛のある成人の中臀筋のトリガー・ポイントと股関節の他動的可動域や筋力との関連性:横断的研究

2025/02/24

要約
目的:今回の研究の目的は、慢性的な非特異的腰痛のある人達の中臀筋のトリガー・ポイントと股関節の他動的可動域や(臀筋の?)筋力との間に関連性のあるのかを調査するというものだった。
方法:今回の研究の目的は、横断的な盲検研究で、ニュージーランドの2つの農村社会で行われた。評価は、これらの町の理学療法クリニックで行われた。18歳を越えた慢性的で非特異的な腰痛(low back pain:LBP)のある42人の被験者を募集した。被験者が試験対象患者基準に適合した後に、以下の3つの質問表を完成させた。数値式疼痛評価尺度、オズウェストリー身体障害指数、運動恐怖症に関するタンパ尺度(Tampa Scale of kinesiophobia)に関するものだった。最初の研究者(理学療法士)は、各々の被験者の両側の股関節の他動的可動域を(側角計を使って)評価し、(動力計を使って)筋力を評価した。この後に、トリガー・ポイントについて知らされてはいない評価者は、中臀筋のトリガー・ポイントと潜在的なトリガー・ポイントの存在を検査した。
結果:単変量解析を用いた一般線形モデリングによって、(臀筋の?)筋力と股関節のトリガー・ポイントの状態との間には明らかな関連性があることが判った(P =.03 左内旋、P =.04 右回旋、P =.02 右外転)。トリガー・ポイントの存在しない被験者には強い筋力が見られた(例:右内旋の標準誤差:0.64)そしてトリガー・ポイントの存在する被験者の筋力は低かった。全体で、潜在的なトリガー・ポイントのみられた筋群の筋力は非常に低かった(例:右内旋の標準誤差:0.67)。
結論:慢性的で非特異的な腰痛のある成人の活性的な、あるいは潜在的な中臀筋のトリガー・ポイントは、(臀筋の?)弱化と関連していた。中臀筋のトリガー・ポイントと股関節の他動的可動域との間に関連性は無かった。
(J Manipulative Physiol Ther 2022;45:641-651)
検索キーワード:トリガー・ポイント:筋力;腰痛;可動域;関節;股関節?(hip)

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